2024年現在、急速に支払いのキャッシュレス化が進んでいます。「決済端末」はキャッシュレス決済の導入に必要不可欠なツールです。クレジットカード、電子マネー、QRコードなどさまざまな決済方法が登場し、キャッシュレス決済に対応しているかどうかでお店を選ぶ消費者も増えてきています。
店舗の売上に直結するキャッシュレス決済導入について、悩まれている企業オーナーや個人事業主の方も多いのではないでしょうか。
店舗やビジネスの状況にマッチした決済端末の選び方には、端末費用、決済手数料の低さ、対応している決済手段、端末の機能性など、導入前に考慮すべきいくつかのポイントがあります。
この記事では、キャッシュレス決済の現状から導入にかかる費用の相場、おすすめの決済サービスなど決済端末を比較するうえで重要な情報を詳しく解説しています。
キャッシュレス決済端末を無料で導入できる決済サービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
決済端末の選び方!まずは導入したい決済手段を決めよう
めまぐるしく新しい決済手段が増え続けている今、「どの決済手段を導入すればいいの?」、「使える決済手段を増やすべき?」とお悩み方も多いですよね。
この章では、決済端末を選ぶ前に知っておきたいキャッシュレス決済の現状と代表的なキャッシュレス決済手段について簡単に解説します。
キャッシュレス決済の決済金額
そもそもキャッシュレス決済とは、名称の通り現金を利用せずに支払いをする決済手段全般を指します。代表的なものは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などが挙げられます。
日本国内のキャッシュレス決済利用金額は増加し続けていて、2022年度におけるキャッシュレス利用支出割合は36%、支出金額は約111兆円にのぼりました。

※出典…2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました(経済産業省)
キャッシュレス化が急速に普及してきた影響で、消費者の中には現金を持ち歩かずにスマートフォンだけですべての支払いを完結させる方も増えてきました。そのようなキャッシュレス派の消費者にとって、現金払いのみの店舗はそもそも来店する選択肢に入らないですよね。
このようなキャッシュレス派の消費者を集客できれば、販売機会を逃さずに売上を伸ばすことが可能です。そのため、キャッシュレス決済の導入と決済手段の充実は、売上に直結する大切な要因なのです。
キャッシュレス決済の方法は大きく分けて3種類!
代表的なキャッシュレス決済手段であるクレジットカード、電子マネー、QRコード決済についてそれぞれ特徴を見ていきましょう。また、スマホ決済と呼ばれる決済方法についても解説します。
①クレジットカード決済
✅最も利用されている決済手段
✅幅広い世代・客層が利用
✅外国人観光客からのインバウンド需要
✅高額決済に利用されやすい
キャッシュレス決済手段のなかで、日本国内でもっとも利用されているのがクレジットカード決済です。クレジットカード決済は電子マネーやQRコードでの決済が登場する以前から普及していたもっとも一般的な決済方法で、若い世代からご高齢の方にまで広く利用されています。だからこそ、利用額に比例して増加する決済手数料をなるべく低く抑えておくことが大切です。
また、海外から日本に訪れる外国人観光客の主要な決済方法はクレジットカード決済です。クレジットカード決済は他の決済方法と比較すると利用限度額が高めに設定されている場合が多いのも特徴の一つです。高額商品やまとめ買い、団体料金などの決済に対応できるので、決済単価も高くなる傾向があります。

※出典…経済産業省 我が国のキャッシュレス決済額及び比率の推移(2023年)より

②QRコード決済
✅近年急速に利用者が増えた決済手段
✅スマホ一つですべてが完結
✅若年層を中心にますます需要が高まっている
✅店舗への導入しやすさが魅力
QRコード決済(バーコード決済)は、2022年に初めて国内での決済利用額が電子マネーを抜いて第2位になりました。利用者が急速に増加し続けている決済方法です。
スマートフォンでQRコード決済専用のアプリを利用することで、電子マネーと同じくサインレスかつ非接触で支払いができます。送金機能や決済サービスごとに独自の特典などの多様なメリットがあり、スマホ一つですべてが完結する手軽さで若年層を中心にますます需要が高まっている決済方法だといえるでしょう。
会計時に店舗側のQRコードを利用者が読み取って決済するユーザースキャン方式を採用すれば、決済端末を使用せずに導入コストを抑えて簡単にQRコード決済を始めることができます。この際、各社との直接契約であれば決済手数料も抑えられる傾向にあります。



③電子マネー決済
✅安定したニーズがある決済手段
✅クレジットカードを持たない層も利用している
✅公共交通機関の利用者には不可欠なツール
✅スピーディなタッチ決済が魅力
QRコード決済に次いで利用されているのが電子マネー決済です。近年QRコード決済の利用が急速に増加していますが、電子マネー決済の流通額自体はここ数年を通して安定的な数値を保っています。
電子マネーは特に公共交通機関の利用に欠かせないツールです。審査が不要で年齢や経済状況を問わず始められる手軽さや、使用金額がわかりやすいプリペイド方式が利用できること、タッチで決済が完了する便利さからクレジットカードを持たない層にも広く利用されている決済方法です。
スマートフォンと連動したチャージ方法の登場などでさらに利便性も高まっています。

④スマホ決済
近年よく耳にする「スマホ決済」とは、モバイル決済とも呼ばれており、QRコード決済はもちろんスマートフォンに連動させたクレジットカード決済、電子マネー決済など、スマートフォンを使った決済方法のすべてを指します。
そのため、キャッシュレス決済の導入時には、クレジットカードやICカードタイプの電子マネーが利用できることだけでなく、スマホ決済に対応している決済端末なのかどうかも重要なチェックポイントです。決済端末を比較する際の要素として覚えておきましょう。
決済端末の導入にかかる費用の相場は?
決済端末の導入には、さまざまな費用が発生します。複数種類の決済手段に対応したい場合は決済代行サービスを利用することが多いですが、初期費用や月額費用がかかる場合があります。また決済端末自体の代金も、対応できる決済手段や機能によって変動します。
特に、決済手数料の料率については、業種や事業規模、事業者によっても異なるため、導入前に相見積もりを取ったり、相場を調査したりしておくことが大切です。
【導入にかかる費用の相場】
端末代金 | 決済端末の代金。 購入する場合とレンタルの場合がある。 【相場】3~10万円程度 ※無料レンタルのサービスもあり ※決済端末のほかにプリンター等の周辺機器の購入が必要な場合あり |
初期費用 | 決済代行のシステムを導入するためにかかる費用 【相場】数千円~数万円 ※無料のサービスもあり |
決済手数料 | 決済された金額に対してかかる手数料 【相場】決済金額の3.5%~7% |
月額費用 | 月々支払うシステム利用料 【相場】3,000円~8,000円 ※無料のサービスもあり |

決済端末の種類と大手決済サービス
決済端末にはさまざまな種類があり、対応している決済サービスや提供している企業によっても多種多様です。端末の種類によっては、設置環境に条件がある場合もあります。この章では決済端末の種類と主要な大手決済サービスについて、比較表をもとに分かりやすく解説しています。
決済端末は大きく分けて4種類!
決済端末の種類は大まかに分けると4種類あります。
それぞれの特徴、プリンターやモバイル連動などの必要な周辺機器、通信環境、対応している決済手段などについて下記の表で比較しています。
決済端末の種類別比較表
決済端末の種類ごとに、特徴、対応決済手段などの詳細と、メリット、デメリットなどをまとめています。
決済端末の 種類と性能 | マルチ決済端末 | モバイル連動 決済端末 | クレジット 決済端末 (CAT端末) | QRコード (ユーザー スキャン型) |
---|---|---|---|---|
特徴 | 1台で複数の 決済手段に対応。 機種により持ち運びや プリンター内蔵など 機能が豊富 | カードリーダーと モバイルが連動して アプリで決済処理。 機種により 対応決済手段 が異なる。 | 電話回線のみで クレジットカード 決済に対応 | QRコード設置 のみで 決済端末が不要 |
端末画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
対応決済手段 | 1台で クレジットカード・ 電子マネー・ QRコードなどに対応 ※1 | 1台で クレジットカード・ 電子マネー・ QRコードなどに対応 ※1 | クレジットカード のみ | QRコードごとに 一つの決済サービス に対応 |
プリンター内蔵 | 内蔵 ※機種により異なる | 内蔵 ※機種により異なる | 無し ※別途必要 | 無し |
通信環境 | 機種により異なる | Wi-Fi・ モバイルデータ通信 が可能な 環境が必要 | 電話回線が必要 | Wi-Fi・ モバイルデータ通信 が可能な 環境が必要 |
メリット | 複数決済に対応 環境に合わせて 選びやすい | 複数決済に対応 コンパクトで持ち運び が可能 | 端末と 電話回線のみ で導入できる | 導入費用が不要 決済手数料が低い |
デメリット | 決済サービスや 機種により機能が 左右される | スマホもしくは タブレットが必須 プリンター購入が 必要な場合あり | クレジットカード のみの対応 | サービスごとに 専用コードが必要 |
マルチ決済端末
「マルチ決済端末」はその名の通り、1台でマルチ決済(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など複数の決済手段)に対応している決済端末のことを指します。通信が安定している据え置き型、持ち運びができるポータブル型など、さまざまな特徴のある機種が存在します。設置環境に応じて、項目ごとに比較して検討するとよいでしょう。
最新のタッチ決済に対応した端末や、プリンター内蔵の端末など、店舗のニーズに合わせて選びやすいのが最大のメリットです。決済代行サービスや端末の機種によって機能が大きく左右されるので、導入時に必要な機能をしっかり確認することが大切です。
モバイル連動決済端末
「モバイル連動決済端末」とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルと連動させることを前提としているマルチ決済が可能な端末のことを指します。アプリで決済処理をするため、Wi-Fiもしくはモバイルデータ通信が可能な環境であれば、比較的簡単に導入が可能なのが特徴です。
カードリーダーとは別にプリンターの購入が必要な場合や、対応するモバイルの種類(iOS・androidなど)が限定されている場合があるため、事前に確認しておきましょう。
クレジット決済端末(CAT端末)
「クレジット決済端末(CAT端末)」は、電子マネーやQRコード、スマホ決済が登場する前から一般的に利用されているクレジットカード専用の決済端末です。一般的には電話回線を使用して設置します。
クレジットカード決済に対応したマルチ決済端末を包括的にCAT端末と呼ぶこともありますが、クレジットカード決済のみに対応した決済端末は現在でも広く利用されています。もし複数の決済手段に対応したい場合には、最新のマルチ決済端末への乗り換えも有効です。
QRコード(ユーザースキャン型)
ユーザースキャン方式でQRコード決済を導入する場合は、決済端末を用意する必要がありません。店舗に専用のQRコードを掲示して、利用者に読み取ってもらうだけで手軽にQRコード決済が導入できます。
ユーザースキャン型での導入の場合はレシート発行機能がない場合が多く、プリンター等の周辺機器が不要な点もポイントです。
決済サービスと直接契約する形になるので、決済手数料が低くなる傾向にあります。QRコード決済対応のマルチ決済端末の費用が高い場合や、現在の決済手段にQRコード決済だけを追加したい場合は、ユーザースキャン型のQRコード決済を導入するのもおすすめです。
主要な決済サービスと提供決済端末
同じタイプの決済端末であっても、提供する企業独自の機種であったり、企業によって決済手数料の料率が異なる場合もあります。
端末代金や月額費用、対応決済サービスなど、総合的な情報をチェックして店舗のニーズにあったサービスを見つけましょう。
大手決済サービスの決済端末比較表
主要な決済サービスごとに、提供している決済端末の種類や端末代金、初期費用、月額などのコスト、周辺機器などについてまとめています。
⇒各社の詳細は大手決済サービスの決済端末の詳細を比較!の章をご確認ください。
大手決済 サービス | EPARK ペイメント | スマレジ・ PAYGATE | Airペイ | STORES | Square | 楽天ペイ |
---|---|---|---|---|---|---|
端末代金 | 0円 | 39,600円(税込) ※1 | カードリーダー 20,167円(税込) ※1 | 19,800円(税込) ※1 | カードリーダー 4,980円(税込) マルチ決済端末 46,980円(税込) ※2 | カードリーダー 19,800円(税込) マルチ決済端末 38,280円(税込) ※1※2 |
初期費用 ※端末代金を除く | 0円 | 0円 | カードリーダー代金のみ ※1 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額利用料 | 0円 | 3,300円(税込) | 0円 | 0円 | 0円 | ※サービスに より異なる |
クレジット カード決済 手数料 | 医科1%台・ その他2%台~ ※個別提案 | 2.9%~ | 3.24% | 3.24% | 3.25%~ | 2.95%~ |
端末の種類 | マルチ決済端末 / モバイル連動 決済端末 / クレジット 決済端末 (CAT端末) ※希望に合わせて提案 | マルチ決済端末 | モバイル連動 決済端末 | モバイル連動 決済端末 | モバイル連動 決済端末 / マルチ決済端末 ※2 | モバイル連動 決済端末 / マルチ決済端末 ※2 |
周辺機器 | 不要 | 不要 ※2 | カードリーダー :20,167円(税込) iPad :条件適用で無償貸与 レシートプリンター :別売 | タブレット もしくは スマートフォンが必要 レシートプリンター :別売 | タブレット もしくは スマートフォンが必要 レシートプリンター :別売 ※2 | レシートプリンター :別売 ※2 |
対応決済サービス | ||||||
クレジット カード決済 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
交通系 ICカード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
電子マネー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
QRコード決済 | 〇 ・PayPay ※2 | 〇 | 〇 ※3 | 〇 ・QuicPay ・WeChatPay | 〇 | 〇 |
大手決済 サービス | EPARK ペイメント | スマレジ・ PAYGATE | Airペイ | STORES | Square | 楽天ペイ |
※2…サービス・オプション選択により異なる
※3…「Airペイ QR」に申し込みの場合のみ
店舗に合った決済端末の選び方
店舗に合った決済端末、決済代行サービスを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。この章では、店舗環境やコスト面においてチェックしておくべき点について解説します。
決済端末 タイプ比較 | マルチ 決済端末 (据置型) | マルチ 決済端末 (ポータブル型) | モバイル連動 決済端末 | クレジット 決済端末 (CAT端末) | QRコード (ユーザー スキャン型) |
---|---|---|---|---|---|
通信環境 | 有線 もしくは無線 | 無線 (Wi-Fi・ モバイルデータ 通信) | 無線 (Wi-Fi・ モバイルデータ 通信) | 電話回線 | 無線 (Wi-Fi・ モバイルデータ 通信) |
持ち運び | |||||
対応決済手段 | クレジットカード・ 電子マネー・ QRコードなどに対応 | クレジットカード・ 電子マネー・ QRコードなど に対応 | クレジットカード・ 電子マネー・ QRコードなど に対応 | クレジットカード 決済のみ | QRコードごと に一つの 決済サービス に対応 |
設置場所・ 端末サイズ について | ・レジ周りに設置 ・プリンター内蔵や 多機能の場合は サイズが大きくなる傾向 | ・設置が不要 ・プリンター内蔵のものもある ・比較的小型の端末が多い | ・設置が不要 ・比較的小型の端末が多い ・プリンターの設置が 別途必要な場合がある | ・レジ周りに設置 ・比較的小型の端末が多い | ・レジ周りに設置 ・複数導入の場合は 各ポップの設置が必要 |
①対応している決済サービスを比較して選ぶ
まずは店舗に導入したいキャッシュレス決済手段は何なのかを明確にしましょう。クレジットカード決済、電子マネー、QRコード決済など様々な決済手段がありますが、その中でも店舗にとって特に重要な決済手段が何なのかを理解しておくことが重要です。
QRコード決済は、ユーザースキャン方式であれば決済端末に頼らずに導入が可能です。しかし、それぞれのサービスのためのポップがどんどん増えていくことになるため、複数種類を導入したいとなるとマルチ決済端末で対応できた方がレジ周りをスッキリできます。
スマホ決済を導入したい場合の注意点
端末の種類や企業によって、対応している決済手段が多様化しています。特にQRコード決済を含むスマホ決済と呼ばれる決済手段については、すべての種類を網羅している決済代行サービスはあまり多くありません。
また、対応している決済手段が多い場合でも、決済手数料が他のサービスに対して割高に設定されている場合もあります。スマホ決済を重視したい場合は、どのサービスを重視すべきか明確にし、コスト面や設置環境についても考慮して検討しましょう。
②環境条件を確認しておく
決済端末を導入するには、設置環境の条件を確認しておくことがとても重要です。もし、席やレジ以外の場所で決済を行いたい場合は、持ち運びができる決済端末を導入する必要があります。その場合、Wi-Fi・モバイルデータ通信が可能な無線の通信環境が整えられるのかは必須の確認ポイントです。
据え置き型は、有線・無線どちらにも対応できる場合が多く、通信環境が安定しない店舗でも導入しやすいのが特徴です。またプリンター内蔵など多機能であったり、操作性を重視したデザインであったりと、機種によってサイズや形態が異なります。据え置き型の決済端末を選ぶ場合も、レジ周りに確保できる設置スペースを必ず事前に確認しておきましょう。
③費用はなるべく安く抑える!
初期にかかるコストをなるべく抑えることは、導入費用を差し引いた利益がプラスに転じるタイミングが左右される大切なポイントです。選択する決済代行サービスによって、決済端末自体の代金は大きく変動します。無料キャンペーンを利用したり、端末代金が無料のサービスを選ぶなど、工夫してみましょう。
また、ランニングコストを抑えることも重要です。月額費用や契約時に決定した決済手数料は、決済システムを利用している限り毎月発生し続けます。導入する段階で、初期・ランニング両面のコストを意識しておきましょう。
決済端末の選び方:ポイントまとめ
- 絶対に必要な決済手段を決める
- 使用方法と設置場所を想定する
- 通信環境に対応した決済端末を選ぶ
- 初期費用、月額、決済手数料を抑える
以上のポイントを踏まえて、ご自身の店舗に最適な決済端末・決済代行サービスを見つけてください。

大手決済サービスの決済端末の詳細を比較!
この章では、主要な大手決済サービスの詳細、対応決済サービスなどを紹介しています。前述の表と合わせて参考にしてみてください。
⇒各社の比較表は大手決済サービスの決済端末比較表の章をご確認ください。
EPARKペイメントサービス (株式会社EPARKフィナンシャルパートナーズ)
「EPARKペイメントサービス」は、株式会社EPARKフィナンシャルパートナーズが運営する決済代行サービスです。
端末代金は無料で、店舗の環境にマッチした複数種類の決済端末の中から選択が可能です。オールインワンタイプやセパレートタイプなどマルチ決済端末の種類も複数取り揃えているため、要望に合わせた決済端末が選択できるのが特徴です。
クリニック・病院は1%台~・その他業種2%台~と圧倒的な低決済手数料が魅力。個別提案により決済手数料が決定するため、新規導入・端末乗り換えの相談にも対応しています。
端末代金・初期費用・月額費用が全て無料なため、コストを抑えてキャッシュレス決済を運用したい方におすすめです。
【サービス詳細】
決済手数料 | 医科:1%台~・その他業種:2%台~ |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
入金サイクル | 15日サイト~ |
【対応決済サービス】
クレジット カード決済 | VISA、MasterCard、JCB、AMEX、 DinersClub、DISCOVER、UnionPay(銀聯) |
電子マネー | Suica、 PASMO、 Kitaca、 TOICA、 manaca、 ICOCA、 SUGOCA、 nimoca、 はやかけん、 QUICPAY、iD、楽天Edy、nanaco、WAON |
QR決済 | PayPay ※決済端末により異なる |
スマレジ・PAYGATE (株式会社スマレジ)
「スマレジ・PAYGATE」は、株式会社スマレジが運営する決済サービスです。オールインワンタイプのマルチ決済端末を提供しています。多機能な決済端末はコンパクトなサイズ感で、Android搭載のため持ち運びが可能です。4G回線が繋がれば場所を選ばずに決済ができ、レジ周りのスペース確保が難しい場合やテーブル会計の店舗にも適しています。
プリンター内蔵で周辺機器が不要なので、初期費用を抑えられるのも特徴です。プランやオプション次第でPOS連携なども可能なため、必要な機能や予算に合わせて検討してみるとよいでしょう。
【サービス詳細】
端末代金 | 端末代30,800円 ※キャンペーン利用で無料になる場合あり |
決済手数料 | ~3.24% |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
入金サイクル | 翌日サイト~ |
【対応決済サービス】
クレジット カード決済 | VISA、MasterCard、JCB、AMEX、 DinersClub、DISCOVER、UnionPay(銀聯) |
電子マネー | Suica、 PASMO、 Kitaca、 TOICA、 manaca、 ICOCA、 SUGOCA、 nimoca、 はやかけん、 QUICPAY、iD、楽天Edy、nanaco、WAON |
QR決済 | d払い、PayPay、メルペイ、auPAY、 楽天Pay、LINEPay、WeChatPay、Alipay |
Airペイ (株式会社リクルート)
「Airペイ」は、株式会社リクルートが運営する決済サービスです。決済にはモバイル連動決済端末を使用します。iPadもしくはiPhoneと連動できるカードリーダーで、各種キャッシュレス決済に対応することができます。
通常はカードリーダーの代金20,167円(税込)が必要ですが、キャンペーンなどが適用できる場合は初期費用を0円に抑えられる場合があります。POSアプリの「Airレジ」と連携が可能で、売上や在庫の管理に活用したい方におすすめです。レシートや領収書の印刷が必要な場合は、プリンターを別途用意する必要があります。
【サービス詳細】
端末代金 | カードリーダー 20,167円(税込) ※キャンペーン適用で無料になる場合あり |
決済手数料 | ~3.24% |
初期費用 | カードリーダー代金、他 レシートプリンター 別売 iPad 条件適用で無償貸与 |
月額費用 | 無料 |
入金サイクル | 入金サイクル:月6回または月3回 ※登録口座の金融機関により異なる。 |
【対応決済サービス】
クレジット カード決済 | VISA、MasterCard、JCB、AMEX、 DinersClub、DISCOVER、UnionPay(銀聯) |
電子マネー | Suica、 PASMO、 Kitaca、 TOICA、 manaca、 ICOCA、 SUGOCA、 nimoca、 はやかけん、 QUICPAY、iD、Apple Pay |
QR決済 | d払い、PayPay、au PAY、楽天ペイ、 J-Coin Pay、Smart Code™、WeChat Pay、 UnionPay(銀聯)QRコード、 COIN+、Alipay+ ※QRコード決済は「Airペイ QR」に 申し込みの場合に対応可能 |
STORES(STORES株式会社)
「STORES 決済」は、STORES(ストアーズ)株式会社が運営する決済サービスです。スマホまたはタブレットのアプリと専用のカードリーダータイプの決済端末を利用して手軽にキャッシュレス決済が導入できます。申し込みから利用開始までが最短3営業日からという導入の速さが魅力です。
クレジットカード決済、交通系IC、QuicPay、WeChat Payに対応しています。「STORES 請求書決済」と連携すると、ECショップでのオンライン決済にも対応可能です。実店舗とネットショップの両方を運営している方や、急いでキャッシュレス決済を導入したいという方に特におすすめの決済代行サービスです。
【サービス詳細】
端末代金 | 端末代金:19,800円(税込) ※条件達成で無料 |
決済手数料 | ~3.24% |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
入金サイクル | 2日サイト~ |
【対応決済サービス】
クレジット カード決済 | VISA、MasterCard、JCB、AMEX、 DinersClub、DISCOVER、UnionPay(銀聯) |
電子マネー | Suica、 PASMO、 Kitaca、 TOICA、 manaca、 ICOCA、 SUGOCA、 nimoca、 はやかけん、 QuicPay |
QR決済 | WeChatPay |
Square(株式会社Square)
「Square」は、米国カリフォルニアが本社の株式会社Square(スクエア)が運営するキャッシュレス決済代行サービスです。三井住友カードと業務提携をしています。Square リーダーはスマートフォンやタブレットと連動できるICカードリーダータイプの決済端末で、Square ターミナルはレシートプリンター内蔵のマルチ決済端末です。それぞれに端末費用、必要な周辺機器が異なるため、ニーズに合った端末を選択しましょう。
三井住友銀行の口座があれば導入までの審査や入金サイクルが速いのも特徴の一つです。またPOS連携や非対面決済にも対応可能で、業務管理に役立つ機能も提供しているため、業務の効率化にお悩みの方にもおすすめです。
【サービス詳細】
端末代金 | カードリーダー:4,980円(税込) マルチ決済端末:46,980円(税込) ※サービスにより異なる |
決済手数料 | ~3.25% |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
入金サイクル | 三井住友銀行の口座を 利用した場合翌日サイト~ |
【対応決済サービス】
クレジット カード決済 | VISA、MasterCard、JCB、AMEX、 DinersClub、DISCOVER、UnionPay(銀聯) |
電子マネー | Suica、 PASMO、 Kitaca、 TOICA、 manaca、 ICOCA、 SUGOCA、 nimoca、 はやかけん、 QUICPAY、iD |
QR決済 | PayPay |
楽天ペイ
「楽天ペイ」は、楽天グループ株式会社が運営する決済サービスです。決済端末は、モバイル連動型とマルチ決済型の2種類を提供していて端末代金や対応している決済サービスなどが異なります。端末代金が無料になるキャンペーンなどを実施している場合は初期費用が抑えられるため事前にチェックしておきましょう。
日本有数の大手商圏である楽天が提供しているサービスなので、楽天ペイアプリを利用したいユーザー向けの強い集客力も魅力の一つです。楽天銀行を入金口座とした場合は入金サイクルが速められるというメリットもあり、楽天商圏をフル活用したい方におすすめの決済代行サービスです。
【サービス詳細】
端末代金 | カードリーダー:19,800円(税込) マルチ決済端末:38,280円(税込) ※サービスにより異なる ※キャンペーン適用で無料になる場合があります |
決済手数料 | 2.95%~ |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
入金サイクル | 楽天銀行を入金口座とした場合 翌日振り込みが可能 |
【対応決済サービス】
クレジット カード決済 | VISA、MasterCard、JCB、AMEX、 DinersClub、DISCOVER、UnionPay(銀聯) |
電子マネー | Suica、 PASMO、 Kitaca、 TOICA、 manaca、 ICOCA、 SUGOCA、 nimoca、 はやかけん、 QUICPAY、iD、楽天Edy、 nanaco、WAON、Apple Pay |
QR決済 | auPay、楽天 Pay |
決済端末の導入メリットとデメリット
そもそも、決済端末を導入すると具体的にはどのような影響があるのでしょうか。導入によって懸念すべき内容についても気になるところですよね。
この章では、決済端末を導入した場合のメリットデメリットについて解説しています。
決済端末を導入するメリット
決済端末を導入することで得られる効果について紹介します。
キャッシュレス派のユーザーを取り込むことができる
キャッシュレス決済を好むユーザーが増えてきている昨今、最新の決済端末を導入することで、複数の決済手段が使用できれば大きな強みになります。「現金のみ」で離れていくユーザーを取りこぼすこともなくなります。
顧客単価の向上で売上アップ!
後払い、分割払いなどにも柔軟に対応できるキャッシュレス決済は、現金に比べて決済金額が高くなりやすい傾向があります。顧客単価が上がることは、店舗の売上アップに直結します。
非接触なレジ会計はスピーディかつ衛生的!
非接触にも対応している最新の決済端末は、複数の決済手段にスピーディに対応できるのが魅力です。レジ会計の待ち時間が短縮されることは回転率のアップと顧客の満足度にも貢献します。感染予防の観点からも衛生的です。
レジ業務の効率化と作業軽減!
会計時の現金処理の手間がなくなるだけではなく、釣銭の準備や頻繁な入金、ミスによる売上金の不一致などの作業負担が軽減されます。
不正・防犯対策の向上
現金による不正なやりとりが防止でき、盗難時も店舗に保管する現金の金額が抑えられるため被害を軽減できます。
決済端末を導入するデメリット
決済端末を導入する際に知っておきたい懸念点について紹介します。
初期費用や決済手数料などの店舗負担
得られるメリットが大きい反面、導入にかかる初期費用や毎月の決済手数料は店舗の負担になります。利益を出すためには、売上が伸びた分で出費を補填する必要があるため、初期費用と運用にかかるコストを最小限に抑えることが大切です。
レジオペレーションの変更とスタッフの教育
決済端末を導入すると、レジ業務のオペレーションや締め作業の方法も変わります。端末の操作方法や新しいオペレーションについて、スタッフへしっかりと共有することが必要です。
売上日と入金タイミングが異なる
決済端末を導入した場合、キャッシュレス決済の売上は所定の入金サイクルに基づいて入金されます。売上日と実際に売上が入金されるタイミングが異なる点に注意が必要です。
決済端末導入の手順と注意事項
どんな決済端末を導入したいかが決まったら、決済代行サービスに申し込みをしましょう。この章では導入手順と注意事項について解説します。
問い合わせ~利用開始まで
決済端末を導入するまでの流れと注意すべきポイントについて説明しています。
①問い合わせ
決済代行サービスによっては決済手数料を開示していないところや、個別に見積もりをするところがあります。費用の相見積もりをするためにも、気になるサービスを見つけたら、まずは問い合わせをしてみましょう。
②申し込み条件の決定
個別見積もりの場合は契約前に条件の相談ができる場合があります。固定で定められているところと比べて、流通額や契約店舗数により条件交渉ができる可能性が高いため、積極的に確認してみましょう。
③契約申し込み
審査に必要な書類等を準備し契約の申し込みを行います。不備があると申し込みができなかったり、審査に落ちてしまうため注意しましょう。
④審査の通過
決済システムを利用するには審査が必要です。サービスにより審査機関が異なるため、導入を急いでいる場合は問い合わせの際に所用期間の目安を確認しておきましょう。
⑤決済端末の設置・利用開始
審査に通ればいよいよ決済端末を設置して利用を開始します。スムーズに利用が開始できるように、設置場所・通信環境を整えておきましょう。
まとめ:決済端末の比較ポイント
この記事では、キャッシュレス決済に不可欠な決済端末について、さまざまな比較ポイントを紹介しました。
【決済端末の比較ポイント】
・決済端末の種類と特徴
・対応している決済手段
・端末代金などの初期費用や固定費の有無
・決済手段別の手数料
「どんな決済端末を導入したらいいかわからない…」
「なんとなく最初に契約した端末を使っている…」
という方はぜひ参考にして、機能・コストの両面で最適な決済端末を選んでください。
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